続落、パイプライン漏れによる買い戻しは続かず=NY原油概況
NY原油先物1月限(WTI)(終値)
1バレル=71.46(-0.55 -0.76%)
ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.70~0.55ドル安。その他の限月は0.82~0.31ドル安。
カナダと米国を結ぶキーストーン・パイプラインがオイル漏れのため停止したことが一時的に相場を押し上げたが、買い戻しは続かなかった。稼働停止は長続きせず、短期間で復旧するとみられていることが重し。来年以降の世界的な景気悪化が警戒されていることも引き続き相場を圧迫した。インフレ抑制のための利上げが景気をさらに圧迫するとみられている。
時間外取引で1月限はしっかりと推移し、通常取引開始前にかけて75.44ドルまで上昇した。ただ、通常取引開始後は戻り待ちの売りが強まりマイナス転換すると、71.12ドルまで下落した。中心限月として年初来安値を連日塗り替えている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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