FX/為替「FRBのタカ派スタンスをあらためて意識 明日の議長講演に注目」 外為どっとコム トゥデイ 2022年11月29日号

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外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年11月29日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼28日(月)の為替相場
(1):中国 ゼロコロナ政策への抗議活動が活発化
(2):ラガルドECB総裁発言
(3):FRB高官によるタカ派発言

▼28日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:139円台後半への反発もある/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

28日(月)の為替相場

期間:28日(月)午前7時00分~29日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国 ゼロコロナ政策への抗議活動が活発化

香港や上海の株価指数が大きく下落して始まり中国人民元安も進行。中国ではゼロコロナ政策への抗議活動が各地で活発化。習近平体制への不満の声が高まっており、経済低迷への不透明感が広がった。対豪ドルを中心にリスク回避の円買いが強まった。なお、これより前に発表された豪10月小売売上高は前月比-0.2%と予想(+0.5%)に反して減少した。

(2):ラガルドECB総裁発言

欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は「インフレは10月がピークだったことを望むが、残念ながらそこまで見込むつもりはない」「インフレ率が遅滞なく2%の中期目標へ確実に回帰するよう、必要な水準まで追加利上げを講じていく見通しだ」などと発言した。

(3):FRB高官によるタカ派発言

セントルイス連銀のブラード総裁は「米連邦公開市場委員会(FOMC)が、来年は一段と積極的に利上げを行う必要が生じる可能性を金融市場は過小評価している」などと発言。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁も「インフレ抑制のためにFOMCにはやるべきことがまだある」と述べた。相次ぐタカ派発言を受けて米長期金利が上昇するとドルが強含んだ。

28日(月)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:139円台後半への反発もある

昨日のドル/円は3カ月ぶり安値から持ち直した。中国でゼロコロナ政策への抗議活動が拡大する中、同国の経済低迷を巡る不透明感からリスク回避の動きが強まると8月26日以来の安値となる137.50円前後まで円買いが進んだ。ただ、セントルイス連銀のブラード総裁が、インフレ抑制のために来年は一段と積極的に利上げを行う必要が生じる可能性を金融市場は過小評価していると述べたことからドル買いが強まると一時139.00円付近まで切り返した。終値は約0.2%安の138.90円前後だった。

なお、この日はニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁もタカ派発言を行った。米連邦準備制度理事会(FRB)は市場にくすぶる早期利上げ停止観測をけん制する姿勢を強めている。注目が集まる明日のパウエルFRB議長の講演でもタカ派発言が出る可能性が意識されることになりそうだ。

本日のドル/円は引き続き137円台後半の下値は堅いと見られ、米長期金利の動き次第では日足一目均衡表の転換線が通る139円台後半への反発もあり得るだろう。

注目の経済指標:独11月消費者物価指数

注目のイベント:ベイリーBOE総裁講演

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kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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