米大手銀がターミナルレートを上方修正=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は139円台半ばでの推移となっている。きょうの市場はリスク選好の雰囲気が一服する中、NY為替市場でもドル売りの動きが一服している。ドル円も下げが一服し、139円台での上下動に終始。
米大手銀が今回の利上げサイクルのターミナルレート(最終着地点)を5.00-5.25%に上方修正した。利上げ幅予想は12月が0.50%ポイント、来年は2月、3月、5月の3会合での連続利上げを想定し、それぞれ0.25%ポイントずつの利上げを想定している。インフレは当面、不快なほど高い状態に留まる公算が大きいという。従来予想は4.75-5.00%。
今年の米政府支出はパンデミックの救済策終了で急減しているが、家計所得が再び伸びている状況を踏まえると、個人消費が過度に再加速しかねないリスクが一部あると指摘。
インフレがしばらく不快なほど高く留まる公算が大きく、来年のFOMCで小幅な利上げをより長く続ける圧力になるとした。
USD/JPY 139.41 EUR/USD 1.0385 GBP/USD 1.1911
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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