デジタル・タービンが決算受け急伸 ポジティブがネガティブを上回る=米国株個別
モバイル・エンターテイメント配信のプラットフォームを手掛けるデジタル・タービン<APPS>が前日引け後に7-9月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益とEBITDAは予想を上回った。ただ、第3四半期のガイダンスについては予想を下回る見通しを示している。
ただ、株価は急伸。第3四半期のガイダンスは予想を下回ったものの、第2四半期の決算が底堅かったことで安心感が広がっている模様。同社株は決算発表前の前日までに、警戒感から6日続落し、2020年6月以来の安値で取引を終えていた。
アナリストは「今回の決算はポジティブな要素がネガティブを上回った。ポジティブな点としては、同社が新たに3つのシングルタップのライセンスを追加したこと、そして、収益性の高いサービスの開拓に注力し、バランスシートの負債削減を進めていることだ」と強調している。
(7-9月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.34ドル(予想:0.33ドル)
・売上高:1.75億ドル(予想:1.75億ドル)
・EBITDA(調整後):4820万ドル(予想:4630万ドル)
(10-12月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.36~0.39ドル(予想:0.40ドル)
・売上高:1.8~1.9億ドル(予想:2.06億ドル)
・EBITDA(調整後):5300万~5700万ドル(予想:5520万ドル)
(NY時間09:51)
デジタル・タービン<APPS> 15.19(+4.42 +41.00%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。