朝方ドル買い優勢も、その後ドル売り円買いに=東京為替概況
朝方ドル買い優勢も、その後ドル売りに=東京為替概況
朝方は前日の海外市場でのドル買い基調が継続し、148円40銭前後を付ける場面が見られたが、その後調整が入り、午後には147円台を付ける動きが見られた。日経平均が大きく下げる中、リスク警戒の円買いが見られた。もっとも動き的には円買いよりもドル売り。中国企業の米株式市場での上場廃止が免れる可能性があるとの見方や、ゼロコロナ政策緩和期待などからドル安元高が進んだことも、アジア市場でのドル安基調に寄与。
昨日の英中銀金融政策会合(MPC)後にポンド売りが強まり、1.11台半ば前後を付ける動きを見せていたポンドドルに買い戻しが強まり。1.12台を回復するポンド高ドル安となったことなどもドル高の調整に寄与している。
クロス円は基本的にしっかり。香港株が3月以来の上昇率となる8.5%高を付けるなど、中国・香港株の上昇がクロス円を支える形となった。
0.6300前後が重くなっていた豪ドルドルが昼前に大台をしっかり付けると、午後に入っても上昇を続け0.6350超えを付けるなど、資源国通貨の対ドルでの買いも全体を支えた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。