アップルが決算受け株価軟調 アイフォーンは予想範囲内に留まる=米国株個別
アップル<AAPL>が引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。アイフォーンの売上高は予想範囲内に留まった。同社は最新のアイフォーンを通常よりも早く発売し、旗艦機種の売上高を1週間分多く計上している。全体の売上高は予想を上回ったものの、この結果はアップルが成功を収め、より広範囲なハイテク不況を回避するという期待には及ばなかった。同社は高価な製品を買い求める熱心な顧客を抱え異端児とみられていた。
高騰するインフレと、特にスマートフォンやコンピュータに対する個人消費の幅広い減速が、同社に重くのしかかっている可能性がある。
決算受け時間外で株価は軟調に推移。
(7-9月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.29ドル(予想:1.26ドル)
・売上高:901.5億ドル(予想:886.4億ドル)
製品:709.6億ドル(予想:690.4億ドル)
アイフォーン:426.3億ドル(予想:426.7億ドル)
マック:115.1億ドル(予想:92.5億ドル)
アイパッド:71.7億ドル(予想:78.1億ドル)
ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:96.5億ドル(予想:88.0億ドル)
サービス:191.9億ドル(予想:199.7億ドル)
・中華圏売上高:154.7億ドル(予想:156.5億ドル)
(NY時間16:50)時間外
アップル<AAPL> 143.59(-1.21 -0.84%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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