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FX/為替「1ドル=145円に接近 先高期待と介入警戒感が交錯」 外為トゥデイ 2022年9月27日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年9月27日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼26日(月)の為替相場
(1):英 財政圧迫懸念からポンド急落
(2):日銀総裁 為替について発言
(3):独Ifo企業景況感 2020年5月以来の低水準
(4):OECD 世界経済見通し発表
(5):BOE声明を受け再びポンド売り

▼26日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:先高期待と介入警戒感が交錯/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

26日(月)の為替相場

期間:26日(月)午前7時00分~27日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):英 財政圧迫懸念からポンド急落

トラス英政権の打ち出した大型減税を含む経済対策が財政圧迫につながるとの懸念が市場に広がった。財政拡大策がインフレに繋がるとの見方もあり、ポンドは対ドルで史上最安値を付けた。ポンド/円は年初来で下落に転じ一時148円台へと急落した。これにつれてユーロ/円も137円台へと下落した。

(2):日銀総裁 為替について発言

黒田日銀総裁は「為替の急激な変動は経済にマイナスで望ましくない」と改めて強調。22日に政府・日銀が実施した円買い介入については「為替相場の過度な変動に対する必要な対応で適切だ」との認識を示した。

(3):独Ifo企業景況感 2020年5月以来の低水準

独9月Ifo企業景況感指数は84.3と予想(87.0)を下回り、2020年5月以来の低水準となった。Ifo経済研究所は「今後数カ月への悲観は決定的に強まった。ドイツ経済は景気後退(リセッション)に突入しつつある」との見解を示した。

(4):OECD 世界経済見通し発表

経済協力開発機構(OECD)は最新の世界経済見通しを発表。世界成長率見通しは23年を2.2%(前回2.8%)に下方修正した。国・地域別では、米国が23年0.5%で前回予測から0.7%ポイント下方修正、中国は23年4.7%と前回予測から0.2%ポイント下方修正、ユーロ圏は23年0.3%と前回予測から1.3%ポイント下方修正、日本は23年1.4%と前回予測から0.4%ポイント下方修正した。

(5):BOE声明を受け再びポンド売り

ベイリー英中銀(BOE)総裁は声明で「インフレ目標である2%を達成するために必要であれば躊躇なく金利を引き上げる」と表明。「次回金融政策委員会(MPC)で、政府の発表による需要とインフレへの影響、およびポンドの下落について完全な評価を行い、それに応じて行動する予定」とした。緊急利上げの思惑で反発していたポンドは、BOEの声明を受けて再び売りが優勢となった。

26日(月)の株・債券・商品市場

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:先高期待と介入警戒感が交錯

昨日のドル/円は終値ベースで約1.0%上昇。米長期金利の上昇や欧州通貨に対するドル高の影響で144.79円前後まで上伸した。米連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な引き締めスタンスを反映し、米2年債利回りは15年ぶり、米10年債利回りも12年ぶりの高水準を付けた。

本日も、日米金利差の拡大を背景にドル高・円安基調が継続する展開が見込まれる。ただ、145円台に乗せれば本邦当局による円買い介入第2弾への警戒感が強まると見られ、上昇のペースは鈍りそうだ。

当局は1ドル=145円を「防衛ライン」とする市場の見方を否定しているが、市場としては22日の円買い介入が行われた145円台後半を意識せずにはいられないだろう。ドル/円の145円付近は先高期待と介入警戒感が交錯しやすい水準と言えそうだ。

注目の経済指標

注目のイベント

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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