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FX/為替「ドル/円強含み 介入効果は早くも半減」 外為トゥデイ 2022年9月26日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年9月26日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼23日(金)の為替相場
(1):ユーロ圏 リセッション懸念高まる
(2):英政権 経済政策発表でポンド売り
(3):米総合PMI 予想上回る
(4):FRB議長発言

▼23日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:144円台半ばまでは反発余地/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

23日(金)の為替相場

期間:23日(金)午前6時10分~27日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):ユーロ圏 リセッション懸念高まる

独9月製造業PMI・速報値は48.3(予想48.3)、同サービス業PMI・速報値は45.4(予想47.2)となり、いずれも好不況の分かれ目となる50を下回った。その後に発表されたユーロ圏9月製造業PMI・速報値は48.5(予想48.8)、同サービス業PMI・速報値は48.9(予想49.1)と3カ月連続で50を下回った。ユーロ圏の景気後退(リセッション)懸念が高まりユーロ売りが優勢となった。

(2):英政権 経済政策発表でポンド売り

クワーテング英財務相が発表したトラス英政権の減税を嫌気してポンド売りが活発化。クワーテング氏は所得税の最高税率の引き下げや法人税率の引き上げの凍結など、大型減税を柱とする経済対策を発表した。市場では、先に英政府が発表した家庭と企業の光熱費抑制策と合わせて、国債増発による財政不安が高まった。なお、これより前に発表された英9月製造業PMI・速報値は48.5、同サービス業PMI・速報値は49.2だった(予想47.5、50.0)。

(3):米総合PMI 予想上回る

米9月総合PMIは49.3と好不況の分岐点とされる50.0を3カ月連続で下回ったが予想(46.1)は上回った。製造業PMIは51.8、サービス業PMIは49.2だった。これを受け、ドル/円は再び143円台へと上昇した。

(4):FRB議長発言

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は新型コロナウイルスによる経済の混乱に対してニューノーマル(新常態)に入りつつある可能性があるとの見解を示した。さらに「米連邦公開市場委員会(FOMC)は有する手段を使うことに取り組んでいる」「FRBは例外的で異常な混乱に対処している」と述べ、金利の見通しや経済展望には言及しなかった。

23日(金)の株・債券・商品市場

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:144円台半ばまでは反発余地

23日のドル/円は終値ベースで約0.7%上昇した。欧州通貨に対するドル高の流れが対円にも波及。ポンド/ドルが37年ぶりの安値に沈み、ユーロ/ドルも20年ぶりの安値を付けるなど、欧州景気不安を背景にドルが全面高となる中、143.46円前後まで上昇した。

前日に本邦当局が行ったドル売り・円買い介入による下落(145.91円前後から140.35円前後まで)の半値戻しを達成。介入効果は早くも半減した格好だ。米国の積極的な利上げや欧州の景気不安によるドル高の流れを日本の円買い介入で止められる可能性は低い。

米債利回りが高水準で推移する中、ドル/円は本日も戻りを試す展開が見込まれる。145円台に近付けば介入警戒感が強まると見られるが、144円台半ばまでは反発余地がありそうだ。引き続き、米債利回りの動向や欧州通貨の動きが注目される。

注目の経済指標

注目のイベント

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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