ダウ平均は800ドル超の急反落 米CPIに失望感=米国株序盤
NY株式13日(NY時間10:45)
ダウ平均 31545.86(-835.48 -2.58%)
ナスダック 11811.19(-455.22 -3.71%)
CME日経平均先物 27995(大証終比:-405 -1.45%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は5日ぶりの急反落。下げ幅は800ドルを超えている。取引開始前に発表された8月の米消費者物価指数(CPI)に失望感が強まっている。総合指数で前年比8.3%と前回よりはやや鈍化したものの、予想を上回る内容となった。ガソリン代の負担は軽減されたものの、食品を始め、生活費がなお高騰している状況を映し出している。
市場は今回の米CPIにインフレのピークを示すとの過度な期待を抱いていた。9月のFOMCは0.75%ポイントの利上げで変わらないものの、米CPIを受けて、それ以降のFOMCではFRBのタカ派姿勢が緩むと期待していた。しかし、市場からは、11月のFOMCも0.75%ポイントの利上げが有り得るとの指摘も出ている。
市場からは、「きょうのCPIはインフレが戻るまでに長い道のりがあることを思い知らされた。インフレが下降軌道に乗り、FRBがアクセルを緩めるという希望的観測は少し時期尚早だったのかもしれない」といった声も聞かれる。
米国債利回りが急上昇していることから、IT・ハイテク株を中心に売りが膨らみ、全面安の展開。エネルギー、銀行、産業も戻り売りに押されている。
アップル<AAPL> 157.24(-6.19 -3.79%)
マイクロソフト<MSFT> 256.08(-10.57 -3.96%)
アマゾン<AMZN> 128.78(-7.67 -5.62%)
アルファベットC<GOOG> 106.61(-5.26 -4.70%)
テスラ<TSLA> 293.90(-10.52 -3.46%)
メタ・プラットフォームズ<META> 155.96(-13.00 -7.69%)
AMD<AMD> 78.91(-5.73 -6.77%)
エヌビディア<NVDA> 135.21(-9.85 -6.79%)
ツイッター<TWTR> 40.57(-0.85 -2.04%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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