ポンドが伸び悩み、良好な英雇用統計も高インフレが家計を圧迫=ロンドン為替
ポンドが伸び悩み、良好な英雇用統計も高インフレが家計を圧迫=ロンドン為替
ポンド相場は伸び悩みとなっている。日本時間午後3時に発表された英ILO雇用統計では失業率が3.6%に低下するなど良好な結果がポンド買いの反応につながった。しかし、その後に英食品価格のインフレが
12%に達し、さらに上昇する可能性との報道が水を差したもよう。賃金上昇率は+5.5%と前回の+5.2%を上回ったが、2021年6月に+9.2%のピークをつけたあとは低下傾向が続いている。インフレの伸びを下回っており、庶民生活は一層苦しくなる状況だ。
1.1690付近から高値を1.1732レベルまで伸ばしたあとは、1.17台前半で売買交錯となっている。166.40付近から一時166.90台まで買われたポンド円も166.50付近まで反落。対ユーロでもポンド買いが先行したあとは、売りに転じている。
GBP/USD 1.1707 GBP/JPY 166.51 EUR/GBP 0.8681
執筆者 : MINKABU PRESS
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