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FX/為替「ドル/円、米PMIへの反応は過剰 ウクライナ情勢には警戒」 外為トゥデイ 2022年8月24日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年8月24日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼23日(火)の為替相場
(1):独欧PMI発表後にユーロ買い戻し
(2):英PMIを受けたポンド売りは一時的
(3):弱い米経済指標が相次ぎドル売り強まる
(4):米長期金利上昇に連れてドル/円持ち直し

▼23日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:ウクライナ情勢には警戒/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

23日(火)の為替相場

23日(火)の為替相場期間:23日(火)午前6時10分~24日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):独欧PMI発表後にユーロ買い戻し

独8月製造業PMI・速報値は49.8(予想48.0)、同サービス業PMI・速報値は48.2(予想49.0)となり、いずれも好不況の分かれ目となる50を下回った。その後に発表されたユーロ圏8月製造業PMI・速報値は49.7(予想49.0)、同サービス業PMI・速報値は50.2(予想50.5)となった。欧州景気の先行き不安からユーロ/ドルが約20年ぶりに0.99ドル台を割り込むなど、ユーロ売りが先行していたこともあって、PMIを受けてユーロの買い戻しが優勢となった。

(2):英PMIを受けたポンド売りは一時的

英8月製造業PMI・速報値は46.0、同サービス業PMI・速報値は52.5となった(予想51.0、51.6)。英国の景気動向に対する不透明感は続いているもののポンド売りは一時的だった。

(3):弱い米経済指標が相次ぎドル売り強まる

米8月総合PMIは45.0と好不況の分岐点とされる50.0を下回り2020年5月以来の低水準となった。製造業PMIは51.3、サービス業PMIは44.1とそれぞれ予想(51.8、49.8)を下回る結果となり、米国の景気後退(リセッション)を巡る懸念が広がった。ドル/円は137円台を割り込んで下落。その後、米7月新築住宅販売件数が年率換算51.1万件と予想(57.5万件)を下回り、2016年以来の低水準となったことから135.81円前後まで下値を拡大した。

(4):米長期金利上昇に連れてドル/円持ち直し

米経済指標の悪化を受けて低下していた米長期金利が上昇に転じるとドル/円は136円台後半へと持ち直した。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が26日にワイオミング州ジャクソンホールで行う講演でインフレ抑制に向けたタカ派姿勢を強調するとの思惑が米長期金利を押し上げた。

23日(火)の株・債券・商品市場

23日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:ウクライナ情勢には警戒

昨日のドル/円は6日ぶりに反落。米8月購買担当者景気指数(PMI)が悪化したことを受けて137円台半ばから急落すると、一時135.81円前後まで下落した。もっとも、売り一巡後は136円台後半へと値を戻している。米8月PMIの悪化で9月の75bp(0.75%ポイント)利上げ観測がいくぶん後退したとはいえ、Fedウォッチが示す市場の織り込みは55.0%から50.5%へ小幅に低下したに過ぎない。前日までの5連騰の反動もあったとはいえ、米8月PMIに対するドル/円の反応はいささか過剰であろう。26日にジャクソンホール会議で行われるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を前に、ドル/円が下値を探る展開に転じる公算は小さいと見る。

ただ、本日はロシアのウクライナ侵攻から半年の節目であり、かつウクライナの独立記念日だ。一部にはロシアが新たな軍事作戦を展開するとの見方もある。市場のリスク回避姿勢を強めかねないウクライナ情勢の悪化には念のため警戒が必要であろう。

注目の経済指標

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kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。

マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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