ドル高基調継続、ユーロドルは前日安値割り込む=東京為替概況
ドル高基調継続、ユーロドルは前日安値割り込む=東京為替概況
今週末のジャクソンホール会議でパウエル議長が積極的な利上げ姿勢の継続を示すとの思惑から、ドル全面高基調が継続している。19日に発表されたロシアによるノルドストリーム1の今月末からの3日間停止報道により、欧州のエネルギー問題への警戒感が強まっていることもユーロ売りドル買いからのドル全面高を誘った。
ドル円は昨日の海外市場で136円70銭台から137円60銭台まで上昇。朝方137円71銭まで上値を伸ばす場面が見られた。その後、ロシアが数日中にウクライナへの攻撃を強める可能性があるとの報道が入り、米大使館が米国民に対してウクライナ出国を要請と報じられると、リスク警戒の円買いとなり、137円08銭まで。もっとも大台を維持したこともあり、その後はしっかりの展開で午後は137円30銭前後での推移に。
ユーロドルは昨日の市場で心理的な節目となる1ユーロ=1ドル(パリティ)を割り込むと、海外市場で0.9930台まで。東京市場では調整が入る場面も、0.9950からの買いに慎重姿勢が見られ、午後に入ってロンドン勢が入ってくると再びユーロ売りが強まる形で0.9910台へ値を落としている。
昨日に海外市場で対ドルで0.6860台まで値を落とした豪ドルは、その後買い戻しが入り0.69ちょうど前後を回復。もっとも午後に入るとドル全面高基調が強まり、0.6870台まで。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。