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ドルが再び買われる、根強い米積極利上げへの思惑 ドル円137円に接近=ロンドン為替概況

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ドルが再び買われる、根強い米積極利上げへの思惑 ドル円137円に接近=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドルが再び買われている。米金融当局による積極的な利上げ姿勢への思惑が根強いことが背景。今週の米FOMC議事録では、必要以上の金融引き締めとなるリスクが認識されていることが示され、一時ドル売りの反応が広がったが、それと前後する一連の米金融当局者発言では積極的な利上げ姿勢を緩める内容は見られず。市場は米債利回りの上昇とともに、再びドル買いに傾斜している。ドル円は136円台半ばを上抜けると騰勢を強めており、137円目前の水準へと買われている。ユーロドルは1.01台後半での揉み合いがしばらく続いたが、足元では下値を模索、1.0050台へと下落。パリティ水準が意識される動きに。ポンドドルはロンドン序盤から軟調な流れ。1.19台割れから1.1830付近へと下押しされている。米10年債利回りは2.90%付近から2.94%台まで上昇。米積極利上げへの思惑に、週末調整圧力も加わり、欧州株、米株先物は下落している。ドル相場主導の展開のなかで、クロス円は売買が交錯している。ドル円の上昇スピードがやや速く、おおむね円安の動きが優勢になっている。

 ドル円は136円台後半での取引。ロンドン市場では米債利回りの上昇とともに一段高になっている。米10年債利回りが2.90%付近から2.94%付近へと上昇。ドル円も136円台半ばを上抜けると136.90台へと上昇。137円台乗せをうかがう動きになっている。

 ユーロドルは1.00台半ばでの取引。ロンドン序盤はしばらく1.0170-90レベルと前日からの安値圏で揉み合ったが、ポンドドルやドル円でのドル買いの動きとともに、レンジを下抜けて安値を1.0050付近へと広げている。ユーロ円は振幅。序盤は買いが優勢となり137円台前半から137.96近辺まで上昇。その後は売りに押されて一時137.50割れと神経質な値動き。対ポンドではユーロ買いが優勢で、ユーロの下げ圧力は比較的抑えられている。7月ドイツ生産者物価指数は前年比+37.2%と前回値や市場予想を大幅に上回った。

 ポンドドルは1.18台前半での取引。ロンドン序盤に1.19台を割り込むと、売り圧力が継続。安値を1.1830付近へと広げている。ポンド円は序盤に162.80台まで買われた後は、売りに転じて161.85近辺に安値を広げた。ユーロポンドは上昇、0.8460付近から一時0.85ちょうど付近まで買われた。東京朝方に発表された8月英GfK消費者信頼感はマイナス44と1974年以来の低水準に落ち込んだ。ロンドン早朝に発表された7月英小売売上高は前月比+0.3%、前年比-3.4%と前回からは改善したが、引き続き回復力の鈍さが示されていた。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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