アジア株 上海株は0.3%安、感染拡大に伴う景気減速を警戒 17日の新規感染者が3カ月ぶりに3000人を超える
アジア株 上海株は0.3%安、感染拡大に伴う景気減速を警戒 17日の新規感染者が3カ月ぶりに3000人を超える
東京時間11:10現在
香港ハンセン指数 19878.97(-43.48 -0.22%)
中国上海総合指数 3280.74(-11.78 -0.36%)
台湾加権指数 15326.74(-138.71 -0.90%)
韓国総合株価指数 2502.92(-13.55 -0.54%)
豪ASX200指数 7108.50(-19.18 -0.27%)
アジア株は軒並み下落、前日の米株安を嫌気して売り優勢始まった。また、中国での感染拡大に伴う景気減速への警戒感も高まっている。
中国の17日の新規感染者数は3424人と、5月9日以来、約3カ月ぶりに3000人を超えた。夏休み真っ只中で多くの人が旅行などで移動しており、感染が拡大し続けている。北京や上海など大都市に感染が拡大すれば、再びロックダウンなどの制限措置が導入される可能性も。中国政府は様々な景気支援策を講じているが、同時に「ゼロコロナ政策」を維持していることから、中国景気の本格的な回復にはまだまだ時間がかかるもよう。
上海株は0.36%安。医療品や不動産、生活必需品が下落している。
香港市場でテンセントホールディングスは3.2%高。第2四半期決算は純利益が前年同期比56%減と、2004年の上場以降で最大の減益幅となった。ただ、感染拡大に伴うロックダウンや中国当局による締め付け強化にもかかわらず、想定していたほど悪い数字ではなかったとマーケットは見ているもよう。決算通過で買い戻されている。

執筆者 : MINKABU PRESS
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