英食料品インフレは過去最高更新 平均家庭の負担は年533ポンド増が見込まれる=NY為替
きょうは株高・円安の動きが優勢となる中、ポンド円も買い戻しが強まっている。東京時間には160円付近まで下落していたものの、その水準は維持されている格好。目先は100日線と21日線が163円台前半に来ており、その水準まで戻せるか注目される。
英食料品のインフレが8月7日までの4週間で過去最高を記録し、平均世帯の買い物は年533ポンド(約8万6000円)の負担増となることが、データ・コンサルティング会社の報告書で明らかとなった。平均的な家庭が同じ商品を購入する場合、週に10.25ポンド(約1660円)の値上げになる可能性があり、7月下旬から8月上旬にかけての食料品価格のインフレは11.6%と過去最高となった。特に、牛乳、バター、鶏肉などの主食系商品の値上がりが顕著となっている。これは、2008年の調査開始以来で最も高いレベル。
一方、買い物客がコスト上昇を抑えようとする中、自社ブランド商品の人気が過去最高水準となり、売上高は7.3%増、ブランド商品との比較で51.6%と過去最大のシェアを占めている。スーパーマーケット全体の売上高は8月7日までの3カ月間で2.2%増となり、パンデミックからの回復が続く中で、2021年4月以降で最も速い伸びを示したという。
GBP/JPY 162.38 USD/JPY 134.37 GBP/USD 1.2085
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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