イルミナが決算受け時間外で22%下落=米国株個別
遺伝子解析のイルミナ<ILMN>が引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。ガイダンスも公表しており、通期の1株利益の見通しを大幅に下方修正した。同社は、がん検査のグレイル社買収を巡って、欧州での罰金の可能性に直面しており、通期の利益見通しを下方修正した。
イルミナとグレイルは先月、EU当局の審査前に合併取引を実施したと指摘され、多額の罰金のリスクがあると警告されている。同社は6.09億ドルの法的偶発事象を認識したと発表した。
同社のデソーザサCEOは声明で「複雑なマクロ環境における課題は、同社のプラットフォームでの遺伝子解析の持続的成長を相殺する以上のものだ」と述べている。
決算を受け同社株は時間外で22%の大幅安。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.57ドル(予想:0.65ドル)
・売上高:11.6億ドル(予想:12.2億ドル)
製品:10.1億ドル(予想:10.6億ドル)
サービスおよびその他:1.56億ドル(予想:1.49億ドル)
・粗利益率(調整後):69.4%(予想:69.7%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):2.75~2.90ドル(従来:4.00~4.20ドル)(予想:4.12ドル)
・売上高:4~5%
(NY時間16:44)時間外
イルミナ<ILMN> 175.48(-51.82 -22.80%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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