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やや円安推移、ペロシ米下院議長の訪台を終えて欧州株など上昇=ロンドン為替概況

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やや円安推移、ペロシ米下院議長の訪台を終えて欧州株など上昇=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、やや円安の推移。ペロシ米下院議長の台湾訪問を終えて欧州株や米株先物・時間外取引が上昇、リスク警戒の動きが一服したことが背景。ひとまず、ペロシ米下院議長の訪台が波乱なく通過できたことが安ど感を広げているようだ。ただ、中国は台湾周辺海域で実弾射撃を伴う軍事演習を実施、台湾に対する一部食品の禁輸措置など緊張感は高まっている。中国政府からの米国への非難の声も強い。今後の火種は残っている状況。ドル円は東京朝方につけた133.90近辺を高値に午後には132.29近辺まで反落。その後はロンドン時間にかけて再び133円台を回復。ロンドン市場では133.50台まで買われたあとは133円台前半での揉み合いに。クロス円も同様の値動き。ユーロ円は135円台割れでは買いが入り、ロンドン市場では136円に向けてじり高の動き。ポンド円は161円手前でサポートされると162.70レベルの東京高値水準に接近している。ドル相場は全般的にドル売りが優勢。前日の海外市場でのドル買いに調整が入っている。ユーロドルは1.0150付近から1.02ちょうど近辺へ上昇。ポンドドルは1.21台後半から1.2208近辺まで買われたが、その後は1.21台後半へと戻している。ポンドは対ユーロでは軟調。明日の英中銀金融政策委員会(MPC)では0.50%利上げが市場に織り込まれており、成長見通し引き下げや利上げ投票の割れ方次第ではポンド売りに反応する可能性が指摘されている。また、この日発表された一連の非製造業PMI確報値では、ユーロ圏が上方改定される一方で、英国は下方改定されていた。ただ、ユーロ圏小売売上高は予想以上の落ち込みとなっていた。指標に対する反応は限定的だった。

 ドル円は133円台前半での取引。東京午後の下落が132.29近辺でサポートされたあとは買戻しが入った。ロンドン時間に入ると133.50台まで反発。その後は133円台前半で揉み合っている。欧州株や米株先物・時間外取引が堅調に推移しており、ドル円は底堅い値動き。ひとまずペロシ米下院議長の訪台を終えたことが安ど感となっているもよう。

 ユーロドルは1.10台後半での取引。前日海外市場での下落の動きが東京市場の1.0150近辺までにとどまると、その後は買戻しの流れとなっている。ロンドン朝方に再び1.0150台を試したが再び買われて1.0210レベルまで反発した。ユーロ円は東京午前につけた136.00近辺を高値に、東京午後には一時135円台割れ。その後再び買われて136円手前まで反発している。対ポンドでは振幅も、ややユーロ買いが優勢。前日の一連の米金融当局者による大幅利上げ発言や米中の緊張がドル買いを強めたが、きょうは調整圧力に押されている。
 
 ポンドドルは1.22付近での取引。東京朝方につけた1.2135近辺を安値に、その後は買い戻しの流れとなっている。ロンドン序盤には1.2208レベルまで上昇。その後は1.21台後半から1.22ちょうど付近での揉み合いに。ユーロポンドは0.8340付近まで軟化したあと、0.8370付近まで上昇。その後は売買が交錯している。ポンドドルは前日の下落に対する調整の面が強かったようだ。あすには英中銀金融政策委員会(MPC)の結果が発表される。市場では0.50%の大幅利上げがほぼ織り込まれている状況。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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