【本日の見通し】日銀金融政策決定会合、ECB理事会にらむ
【本日の見通し】日銀金融政策決定会合、ECB理事会にらむ
本日は日銀金融政策決定会合とECB理事会が予定されている。日銀金融政策決定会合では緩和姿勢の維持が決定的。注目は展望レポートと黒田総裁の会見。
展望レポートでは今年度の物価見通しの引き上げが確実視されている。来年度についても小幅引き上げの可能性が高く、従来の物価高の表現「一時的」に変化があるかどうかがポイントに。成長率見通しは引き下げの見通し。総裁会見では今後の緩和交代姿勢が見られるかどうかがポイントとなるが、従来通りの緩和協調、必要とあれば追加緩和という表現に終始するとみられる。
ECB理事会では11年ぶりの利上げ見通し。注目は利上げ幅で従来は0.25%利上げがほとんどであったが、ここにきて0.5%利上げ期待が広がりつつある。見方は分かれており、どちらに決まっても相場への影響が見込まれるところ。
ドルに関しては来週のFOMCを意識する展開に。0.75%利上げ見通しが再び大勢となっているが、この見通しに変化が出ると相場にも動きが。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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