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ダウ平均は大幅に3日続伸 IT・ハイテク株を中心にショートカバー FRBの利下げ期待=米国株概況

株式 

NY株式24日(NY時間16:22)(日本時間05:22)
ダウ平均   40093.40(+486.83 +1.23%)
S&P500    5484.77(+108.91 +2.03%)
ナスダック   17166.04(+457.99 +2.74%)
CME日経平均先物 35730(大証終比:+700 +1.97%)

 きょうのNY株式市場、ダウ平均は大幅に3日続伸。序盤は下げて始まったものの上げに転じている。市場ではトランプ関税や米中の緊張が緩和するとの期待から、ここ数日は急速な買い戻しが入っていたが、その動きは一服。

 中国が、米国との貿易協議は現在進行中ではないと表明したことで、緊張緩和への投資家の期待が打ち砕かれている。中国商務省は、米中間の貿易交渉は行われていないと表明。「両国間の交渉進展に関するすべての発言は無視すべきだ」と述べていた。同報道官はまた、米国による一方的な関税の撤廃を求めている。

 しかし、下値ではIT・ハイテク株を中心にショートカバーが出ていることや、ここに来てFRBの利下げ期待が高まっている。本日はウォラーFRB理事の発言が伝わっていたが、「関税導入で解雇が増える可能性があり、労働市場の深刻な悪化が早期利下げを促す可能性がある」との認識が示されていた。

 一方、買い戻しに警鐘を鳴らす向きは依然として多い。「政権から関税に関するより穏健なトーンが聞かれるのは前向きだが、市場が目指す最終目標は関税の撤廃か重大な貿易合意であるため、株価は当面、レンジ内での推移が続く」とのコメントも出ていた。調整が終了するまで数カ月かかる可能性があり、下落スピードを考慮すると、依然として調整局面だと考えているという。

 電子部品のテキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。産業や自動車用部品の需要が回復した。第2四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る見通しを示している。産業や自動車からの需要が回復。

 IBM<IBM>が決算を受け下落。1株利益、売上高とも予想を上回るなど好決算ではあったものの、関税と連邦政府の支出削減が同社の事業に打撃を与えるとの投資家の懸念を和らげるには不十分との声も出ている。

 IT管理ソフトウエア開発のサービスナウ<NOW>が決算を受け上昇。進行中の残存履行義務(cRPO)も予想を若干上回っていた。また、ガイダンスでは第2四半期のサブスクの売上高の見通しが予想を若干上回っている。関税の脅威に直面する中でも、ソフトウェア需要が依然として堅調であることを示した。

 人材派遣のロバート・ハーフ<RHI>が下落。前日引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益が予想の半分程度だったほか、売上高も予想を下回った。貿易政策が企業の信頼感を圧迫していると指摘していた。

 P&G<PG>が決算を受け下落。通期の1株利益、既存事業売上高の見通しを前回から下方修正した。関税と消費者需要の変動を理由に挙げている。

 TMC・ザ・メタルズ<TMC>やオデッセイ・マリン<OMEX>など海洋鉱物資源の関連銘柄に買いが強まった。トランプ大統領が本日、深海鉱物資源開発に関する措置に署名する見込みとの報道が伝わった。

 フィンテックのファイサーブ<FI>が決算を受け大幅安。マーチャント部門の既存事業売上高の伸びが予想を下回ったことが嫌気されている。同部門の伸びは8%、予想は12%だった。

 半導体製造装置のラムリサーチ<LRCX>が決算を受け上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、第4四半期は予想を上回る見通しを示している。今回の決算は短期的な事業基盤の堅調さを反映。

 発電システムのGEベルノバ<GEV>が上昇。製造業やデータセンターなどからの増加するエネルギー需要に対応するため、デューク・エナジー<DUE>に最大11基のガスタービンを供給する契約に合意した。

 アパレルのゲス<GES>に買いが強まった。ブランド管理のオーセンティック・ブランズ社が同社に買収提案を検討と伝わった。同社が3月にブランド管理のWHPグローバル社から受けた1株13ドルの買収提案に対抗する案を策定中だという。

テキサス・インスツルメンツ<TXN> 162.13(+9.98 +6.56%)
IBM<IBM> 229.33(-16.15 -6.58%)
サービスナウ<NOW> 938.57(+125.87 +15.49%)
ロバート・ハーフ<RHI> 45.01(-1.44 -3.10%)
P&G<PG> 159.53(-6.20 -3.74%)
TMC<TMC> 3.69(+1.14 +44.71%)
オデッセイ<OMEX> 0.85(+0.43 +100.07%)
ファイサーブ<FI> 176.90(-40.20 -18.52%)
ラムリサーチ<LRCX> 70.90(+4.17 +6.25%)
GEベルノバ<GEV> 360.49(+24.40 +7.26%)
ゲス<GES> 11.65(+1.71 +17.20%)

アップル<AAPL> 208.37(+3.77 +1.84%)
マイクロソフト<MSFT> 387.30(+12.91 +3.45%)
アマゾン<AMZN> 186.54(+5.94 +3.29%)
アルファベットC<GOOG> 161.47(+3.75 +2.38%)
テスラ<TSLA> 259.51(+8.77 +3.50%)
メタ<META> 533.15(+12.88 +2.48%)
AMD<AMD> 94.47(+4.08 +4.51%)
エヌビディア<NVDA> 106.43(+3.72 +3.62%)
イーライリリー<LLY> 859.73(+30.31 +3.65%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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