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FX/為替「ドル/円、3連続陰線を回避で上昇基調継続」 外為トゥデイ 2022年7月20日号

マネ育チャンネル 

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年7月20日9時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼19日(火)の為替相場
(1):RBA議事録公表
(2):英雇用統計発表
(3):ECB 7月理事会で50bpの利上げ検討
(4):米住宅着工件数 2021年以来の低水準
(5):欧州 ガス供給不安緩和
(6):BOE総裁 8月会合で50bp利上げ検討

▼19日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:底堅く上昇基調継続/▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

19日(火)の為替相場

期間:19日(火)午前6時10分~20日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA議事録公表

豪準備銀行(RBA)は7月会合の議事録を公表。「労働市場が逼迫し、インフレ高進局面に直面している経済にとって、金利水準は依然として非常に低い」とし、「金融正常化に向けて今後数カ月でさらなる対応を取る必要があるという認識で一致した」ことを明らかにした。その後、ブロックRBA副総裁は「今後数カ月間は更なる利上げが必要になる見込み」との認識を示し「金利は中立水準まで引き上げる必要がある」と発言した。

(2):英雇用統計発表

英6月雇用統計は、失業率が3.9%に低下した一方、失業保険申請件数は2.00万件減と減少幅が縮小した(前回4.0%、3.47万件減)。3-5月の国際労働機関(ILO)基準失業率は3.8%と予想と一致、3-5月の週平均賃金は前年比+6.2%と予想(+6.7%)を下回る結果となった。

(3):ECB 7月理事会で50bpの利上げ検討

当局者の発言として、欧州中銀(ECB)は7月21日の理事会で50bp(0.50%)の利上げを検討すると伝わった。市場は25bp利上げの見方でほぼ固まっていたため、この発言を受けてユーロが上昇。持ち高調整のドル売りも相まってユーロ/ドルが1.02ドルを超えて急伸する中、ドル/円でもドル売りが優勢となった。

(4):米住宅着工件数 2021年以来の低水準

米6月住宅着工件数は年率換算155.9万件と予想(158.0万件)を下回り、2021年9月以来の低水準となった。同建設許可件数は168.5万件と予想(165.0万件)を上回る結果となった。

(5):欧州 ガス供給不安緩和

欧州株高に続き、NYダウ平均が大幅高で始まるなど米国株が上昇。リスクオンの円売りが優勢となり、ドル/円やクロス円が強含んだ。ロシアが欧州へのガスパイプライン「ノルドストリーム1」を供給量をへらしながらも21日に再開すると伝わったことで市場心理が改善した。

(6):BOE総裁 8月会合で50bp利上げ検討

ベイリー英中銀(BOE)総裁は8月会合で「50bpの利上げは確定ではないが検討している」と発言。物価上昇については「2%の目標へ安定的に戻すことが絶対的な優先事項だ」と強調した。また、量的金融緩和策として買い入れた保有国債の市場売却を、早ければ9月に始める可能性にも言及した。これを受けてポンド/円は165.98円前後まで上昇した。

19日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:底堅く上昇基調継続

昨日のドル/円は下値が堅かった。対ユーロでのドル安が波及する形で137.38円前後まで弱含む場面もあったが、日足一目均衡表の転換線(137.36円前後)を下値支持に反発。欧米株の上昇を受けてリスクオンの円売りが強まると138円台を回復した。終値で前日比プラス圏に持ち直して3月末以来の3日連続陰線引けを回避した。

明日の日銀と欧州中銀(ECB)の政策発表を前にした持ち高調整は一巡したと見られ、本日のドル/円は底堅く推移しそうだ。金融政策発表を見極めたいとの見方から様子見ムードが広がる可能性はあるが、日銀だけが大規模緩和を継続する公算が大きく、円が売られやすい地合いは続くと見られる。

なお、ECBは利上げ幅を50bp(0.50%)に拡大することを検討している模様で、来週は米連邦公開市場委員会が75bp利上げを決定する可能性が高い。世界的に株式市場が落ち着きを取り戻していることも円売りに安心感を与えそうだ。

注目の経済指標

注目のイベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
●免責事項
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マネ育チャンネル:外為どっとコム

執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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