円売り優勢、欧州株高など先週末からのリスク選好の動き継続=ロンドン為替概況
円売り優勢、欧州株高など先週末からのリスク選好の動き継続=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、円売りが優勢。米株先物・時間外取引とともに欧州株も買われており、先週末に米株が買われたリスク選好の流れが継続していることが背景。債券は売られており、米10年債利回りは一時3.17%台後半まで上昇。英欧などの主要経済指標の発表に欠けるなかで、週明けロンドン市場はリスク動向に反応している。ドル円は東京午前に134円台半ばまで下落したが、その後は再び買われている。ロンドン序盤には135円台乗せから135.30台へと買われている。ユーロ円も東京午前に142円手前まで下押しされたあとは、買いが優勢となり、ロンドン時間には143円台乗せ。ポンド円は165.10台を安値にロンドン序盤には166.50台まで買われた。ただ、ポンドは対ユーロでの売りに押されており、166円付近へと上昇一服。ドル相場はまちまち。ユーロドルが1.0550付近から1.0590付近へと買われる一方で、ポンドドルは1.22台後半から一時1.2330付近まで買われたあとは、再び1.2270付近へと押し戻されている。ユーロドルの底堅い動きを受けて、ドル指数は先週からやや水準を下げている。
ドル円は135円台前半での取引。東京午前には135円台割れから134.50付近へと下押しされた。しかし、その後はすぐに買いが入る展開に。ロンドン朝方には再び135円台を回復、その後は高値を135.36近辺に伸ばしている。米10年債利回りは3.17%台へと上昇している。
ユーロドルは1.05台後半での取引。ロンドン朝方に1.0550付近でサポートされると、その後は買いが優勢となり、高値を1.0590付近に伸ばした。ユーロ円はドル円とともに堅調。東京午前に142.04レベルを安値に、その後は上昇の流れとなっている。ロンドン時間には143円台乗せから高値を143.20付近へと伸ばしている。対ポンドでは売りが先行したあとは、切り返して高値をつけている。
ポンドドルは1.22台後半での取引。序盤はユーロドルとともに買われて1.22台後半から1.2330台へと高値を伸ばした。しかし、すぐに上値が重くなり1.2270付近へと反落。上に往って来いに。ポンド円は東京午前につけた165.10台の安値からロンドン序盤には166.50台まで買い上げられた。その後は166円ちょうどを挟む水準に落ち着いている。ユーロポンドはロンドン序盤に0.8570台まで下押しされたが、その後は上昇に転じると高値を0.8626近辺まで伸ばしている。目立った材料に欠けるなかで、神経質な値動きをみせている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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