コールズに売り強まる フランチャイズが買収条件の引き下げ検討と伝わる=米国株個別速報
百貨店のコールズ<KSS>が日本時間の3時頃から売りが強まっている。同社への買収を提案しているフランチャイズ・グループが買収条件を従来の60ドルから50ドルへの引き下げを検討していると伝わった。米CNBCが関係者の話として伝えている。コールスの株価は38ドル台後半から、一時37.37ドルまで一気に急落した。
フランチャイズは今回の買収提案が資本の最適な利用であるのかを積極的に検討しているという。フランチャイズはすでに金融機関と融資の契約を結んでいるが、消費者が価格上昇を嫌がり、小売業者が肥大化した在庫に頭を悩ませている今、買収条件を引き下げることを検討しているという。
フランチャイズは今月初めに約80億ドルの評価額で、1株あたり60ドルの買収提案を行った。その後、両社はデューデリジェンスと最終的な資金調達の手配を固めるために3週間の猶予期間を設けたが、この期限は今週末に迫っている。
(NY時間14:27)
コールズ<KSS> 38.44(-3.89 -9.19%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。