朝方はドル高が優勢も、失速=ロンドン為替概況
朝方はドル高が優勢も、失速=ロンドン為替概況
ロンドン市場は朝方にドル買いが強まる場面が見られたが、その後失速し、ドル売りが入る展開に。朝方はこの後22時半から行われるパウエルFRB議長の議会証言を前に、ドル買いの動きが強まった。
ポンドドルのポンド売りドル買いの動きもドル全般の買いにつながった。15時の英中銀金融政策会合は注目度の高い消費者物価指数前年比が市場予想通りとなり、大幅利上げ期待が抑えられてこともあり、朝から英債利回りが低下。英10年債が昨日終値での2.65%前後から2.55%割れで始まり2.52%前後を付ける中でポンド売りドル買いの動きに。東京午後の1.22台前半から1.2160近くまで値を落としている。ユーロドルも連れ安となり1.0470割れまで。
ドル円も東京午後の136円台前半での推移から136円60銭超えまで上値を伸ばした。
その後ドル買いが一服しドル売りの動き。ドル円は上昇分を解消するだけでなく135円80銭台まで値を落とす動き。欧州株の下げを受けたリスク警戒の円買いなどがドル円の重石に。
ポンドドルも下げ分を解消して1.2270台まで上昇するなど、安値から100ポイント以上の上昇に。ユーロ円も1.0520台まで回復。
東京朝に144円台を付けた後、東京午後に142円80銭台まで下げたユーロ円は、ロンドン朝のドル円の上昇に143円40銭台まで回復もその後142円60銭台まで値を落とした。その後はユーロの買い戻しもあり143円ちょうどを挟んでの振幅に。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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