調整の動きも堅調地合いは維持=東京為替概況
調整の動きも堅調地合いは維持=東京為替概況
前日の市場で136円台後半まで上昇した流れを受けて、朝に136円71銭と直近高値を付けたドル円。その後東京勢が本格参加してくると、行き過ぎた円安への警戒感もあり、調整の動きが優勢に。136円00銭台まで値を落とす場面が見られた。
もっとも、大台を維持したこともあり、午後に入って買いが入り、136円40銭近くまで買い戻しが入っている。
ユーロは対ドル、対円で上昇。昨日141円台から144円を付けるところまで大きく買われたユーロ円に調整売りが入り、朝の144円02銭から142円台まで値を落とした。対ドルでも売りが出たことで、午後に入っても上値が重く142円90銭台から143円20銭超えまでのレンジ。昨日上昇した米株の先物時間外での売りなどがクロス円での円買いを誘った面も。
ユーロドルはじりじりと売りが出た。1.0530前後で朝の取引をスタートした後、1.0500台まで午前に値を落とし、その後も戻りが鈍くなる形で1.0490割れまで。
ポンドもユーロ同様に冴えない動き。ポンドドルは朝の1.1280前後から1.2210台まで。注目の英物価統計は消費者物価指数前年比が9.1%と予想通り、小売物価、生産者物価はやや強め。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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