ドル円は134円半ばが重い、米CPIは追い風かリスク要因か=東京為替概況
10日の東京市場でドル円は133.73円付近まで軟化した。134円半ばの抵抗を連日試しているものの、突破できていないことから利益確定の売りが優勢となった。米消費者物価指数(CPI)の発表を控えた模様眺めムードも調整安を後押し。米CPIの結果を受けて積極的な米利上げ観測が強まった場合の株安警戒感も上値を抑えた。主要な米株価指数の戻りは一巡しており、昨日は売りが目立った。来週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えている。
ドル円の調整安に連動し、クロス円も弱含み。ユーロ円は142.23円付近、ポンド円は167.20円付近、豪ドル円は95.00円付近まで軟化。
昨日の欧州中央銀行(ECB)理事会後のユーロ安は一巡しており、ユーロドルはやや切り返した。ただし、米連邦準備制度理事会(FRB)と比較すると、金融引き締めについてECBは慎重で、戻りは鈍い。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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