ドル円は午前に買いが入る展開に=ロンドン為替概況

ドル円は午前に買いが入る展開に=ロンドン為替概況

　午前中はリスク警戒感の後退が見られた。東京午後から１２９円ちょうどを挟んでの推移が続いた後、ロンドン勢が本格参加してきて、いったんは下をトライも１２８円８０銭前後までと東京昼頃の安値に届かず反発を見せると、その後は一転してドル買い円売りの動きに。週明けの東京朝にいったん上昇も、その後売りが強まっていた米株先物時間外取引が下げ渋りとなったことで、リスク警戒の動きが後退。円売りの動きにつながった。ドル円は１２９円４０銭台まで上昇。その後は伸び悩むも、押し目は１２９円２５銭前後までとなり、しっかりの展開。その後もみ合いを経てNY勢の本格参加を前にもう一段の買いが入り１２９円６０銭台まで上値を伸ばした。

　リスク警戒の後退は円売りドル円を除くドル売りの流れとなりユーロドルは上昇。１．０４００を挟んでの推移から１．０４３０台まで。その後も１．０４３０を挟んでの振幅で押し目は１．０４１０台までと堅調。

　円売りドル売りの流れでクロス円は買いが優勢。東京昼前に下げた分を解消する動きに。ユーロ円は東京午前から昼にかけて１３４円９０銭前後から１３３円７０銭台まで下落。その後少し戻してもみ合った後、ドル円とユーロドルの上昇に１３５円台を付ける動きを見せている。

　東京午前に買いが入ったポンドドルは、その後の下げ基調が続く形でロンドン市場午前は重く１．２２２０割れを付ける動き。その後はユーロドルなどでの欧州通貨買いドル売りの流れに１．２２７０前後まで上昇。同じく東京午前に１５９円２０銭台まで上昇したポンド円は、その後東京昼過ぎに１５７円５０銭前後まで下落。その後１５８円台を回復する場面も、。ロンドン市場序盤の対ドルでのポンド売りもあって安値圏を再び付ける動き。その後はドル円、ユーロ円などでの円安にも支えられて１５８円台をしっかり回復。さらに１５８円台後半を付ける動き。

MINKABU PRESS 山岡和雅