アジア株 上海株は前日終値付近で揉み合い、来週にもMLFL金利引き下げとの見方
アジア株 上海株は前日終値付近で揉み合い、来週にもMLF金利引き下げとの見方
東京時間11:00現在
香港ハンセン指数 21673.73(-135.25 -0.62%)
中国上海総合指数 3238.14(+1.45 +0.04%)
台湾加権指数 17233.87(+55.24 +0.32%)
韓国総合株価指数 2688.41(-7.45 -0.28%)
豪ASX200指数 7485.10(+42.27 +0.57%)
アジア株はまちまち。台湾や豪州は上昇、前日の米株反発が好感されている。一方、香港株は続落、上海株は前営業日終値を挟んでもみ合いとなっている。
新型コロナ陽性と判明したため、今週末に予定されていたペロシ米下院議長の訪台は延期となった。ただ、中止ではなく延期としているため近く台湾を訪問するもよう。現職米下院議長としての台湾訪問は1997年以来、25年ぶりとなる。中国外務省報道官は、ペロシ氏が台湾を訪問した場合、中国は厳しい措置を取ると警告。米中関係に深刻な影響を及ぼすだろうと述べた。
香港株は0.62%安。美団やJDドットコム、ネットイース、シャオミなどハイテク関連の下げが目立つ。恒隆地産や華潤置地など不動産株の一角も下落している。
上海株は前営業日終値を挟んで推移。中国政府による景気下支え策期待が支えとなっている。中国首相が先日、景気支援策強化方針を表明したことを受け、来週にも人民銀行がMLF金利を引き下げるとの見方が広まっている。また、中国証券報は、経済安定化のため人民銀行は第2四半期に預金準備率を引き下げる可能性が高いとの記事を掲載した。

執筆者 : MINKABU PRESS
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