フェデックスが決算受け上昇 人件費上昇も売上高の大幅増が相殺=米国株個別
フェデックス<FDX>が上昇。前日引け後に9-11月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期の1株利益の見通しも上方修正したほか、取締役会は新たに50億ドルの自社株買いプログラムを承認した。5月末までに15億ドル相当が実施されるとの見通しも示している。
人件費上昇でコストが4.7億ドル押し上げられたものの、売上高の大幅増加と効果的なコスト管理により営業利益は増加した。売上高の大幅増加に関しては地上輸送部門の取扱量増加や値上げが奏功した。
同社のレンズCFOは人件費について「第3四半期に幾分減少し、第4四半期に大きく減少するだろう」と述べていた。
(9-11月・第2四半期)
・1株利益(調整後):4.83ドル(予想:4.26ドル)
・売上高:235.0億ドル(予想:223.9億ドル)
・営業利益率(調整後):7.1%(予想:6.7%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):20.50~21.50ドル(従来:19.75~21.00ドル)(予想:19.69ドル)
・設備投資:72億ドル(予想:71.8億ドル)
(NY時間09:34)
フェデックス<FDX> 257.00(+18.48 +7.75%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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