【新興国通貨】原油安とウクライナ問題が重石に~ロシアルーブル
【新興国通貨】原油安とウクライナ問題が重石に~ロシアルーブル
先週の市場でドルルーブルは振幅を交えながらドル高ルーブル安に。先々週末に73.00超えを付ける場面が見られたドルルーブルであるが、その後ドル買いポジション全般に対する調整が入ったこともあり値を落とすと、先週初めには72ちょうど前後までいったん調整が入る格好に。しかし、その後週半ばにかけてドル全面高基調もあったドル高ルーブル安が進行。その後の調整も、週末にかけて再び上値を試し、73.60台まで上値を伸ばした。
欧州でのデルタ変異株による新型コロナウイルスの感染拡大が需要減懸念を誘い、NY原油の下げが見られたことや、ウクライナとの国境での緊張拡大がルーブルの売りを誘った形に。
ルーブル円も1.5860前後を付ける動きから、週末にかけて1.5440割れを付けるなど、軟調地合いに。週明けもNY原油の下げなどが警戒感を誘うも、ドル円の堅調な動きもあり、安値からは買い戻しが入る展開に。
MINKABU PRESS 山岡和雅

執筆者 : MINKABU PRESS
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