小幅続伸、トランプ米政権の関税政策に転換の兆し=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=61.53(+0.03 +0.05%)
ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。トランプ米大統領が相互関税の対象から電子機器を除外すると発表したことから、貿易戦争の激化懸念が後退した。中国との対立は強まっている一方、トランプ政権に対して米国内から物価高懸念も強まり、関税のさらなる引き上げが難しくなっているとみられている。ただ、相互関税の対象から外れたスマートフォンなどの電子機器について、トランプ米政権は別の関税を課すと発表しており、景気悪化懸念は根強い。石油輸出国機構(OPEC)が月報で需要見通しを下方修正したことも重し。
時間外取引で5月限は62.68ドルまで強含んだが、通常取引開始を控えて伸び悩み。通常取引開始後は売りに押され60.59まで軟化した。ただ、引けにかけては切り返し、プラス圏に浮上した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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