豪中銀議事録 次回までに貿易政策に関するデータ入手、金融政策に相当な影響与えるだろう
豪中銀議事録 次回までに貿易政策に関するデータ入手、金融政策に相当な影響与えるだろう
豪中銀が4月会合の議事録を公表した。
2月に4年ぶりに利下げを実施したあと豪州経済の見通しを変えるような重要な統計がないことから4月会合は政策金利を据え置くことが適切だと結論付けた。5月は政策を見直すチャンス、次回利下げ時期はまだ決定していない。
次回5月会合までに労働市場、インフレ、家計支出に関するデータ、中銀メンバーによる最新予測、そして世界貿易政策に関するさらなる情報が手に入る。これらの情報は金融政策の判断に相当な影響を与えるだろう。
4月会合の議事録では早ければ5月に政策変更が行われる可能性が示唆された。トランプ相互関税による世界的なショックが世界および豪州の経済成長とインフレ見通しに下振れリスクをもたらすとして、エコノミストは豪中銀が5月に利下げに踏み切ると見ている。一部では50bpの大幅利下げを実施し3会合連続利下げを予想する金融機関もある。

執筆者 : MINKABU PRESS
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