ダウ平均は6日ぶりに反発 法人税引き上げに焦点が集まる中で循環株に買い=米国株前半
NY株式13日(NY時間12:23)
ダウ平均 34865.68(+257.96 +0.74%)
ナスダック 15107.31(-8.18 -0.05%)
CME日経平均先物 30415(大証終比:+85 +0.28%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は6日ぶりに反発。市場の関心はデルタ株の感染拡大の影響とインフレに警戒感を強めている。ただ、本日はバイデン政権の法人税引き上げに焦点が集まる中で循環株中心に買い戻しが優勢となっている。
米下院の与党民主党は、連邦法人税を現行の21%から26.5%への引き上げ案を発表した。バイデン政権が当初掲げた28%からは増税幅を縮小している。市場からは、米国内の法人税を25%、海外所得に対する税率を提案の半分に増税すると仮定した場合、2022年のS&P500企業の純利益を5%減少させるとの試算も出ていた。
市場は明日の8月の米CPIに注目している。総合指数で前年比5.3%、コア指数で4.2%が予想されているようだ。インフレ懸念はここ数カ月の市場の話題の中心であり、現在の高い数字が一時的なのか、それとも長期化するのかについて、行方を待っている状況。市場からは明日のCPIは来週のFOMCを控えて重要な統計になると見られている。FRBは年内の資産購入ペース縮小開始を示唆している。ただ、FRBはインフレよりもむしろ、雇用、特に雇用者数に固執している面もあり、明日のCPIの数字に対する判断には時間がかかるとの声も出ている。
エネルギーや銀行、産業が上昇する一方で、医薬品が下落。IT・ハイテク株は売りに押されており、ナスダックは上昇して始まったものの、途中から下げに転じている。
アルファベット(C)<GOOG> 2880.00(+41.58 +1.46%)
フェイスブック<FB> 376.60(-2.09 -0.55%)
ネットフリックス<NFLX> 588.98(-9.74 -1.63%)
テスラ<TSLA> 726.32(-9.95 -1.35%)
アマゾン<AMZN> 3468.07(-1.08 -0.03%)
エヌビディア<NVDA> 220.07(-4.71 -2.10%)
AMD<AMD> 104.17(-1.03 -0.98%)
ツイッター<TWTR> 59.46(-2.10 -3.41%)
ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス<UNH> 416.28(+12.37 +2.98%)
メルク<MRK> 73.22(-0.24 -0.32%)
マクドナルド<MCD> 240.26(+1.08 +0.45%)
マイクロソフト<MSFT> 295.18(-0.53 -0.18%)
ホームデポ<HD> 334.19(+2.24 +0.68%)
ボーイング<BA> 215.48(+5.18 +2.42%)
ベライゾン<VZ> 54.68(+0.45 +0.83%)
ビザ<V> 224.19(-0.72 -0.32%)
ハネウェル<HON> 223.69(+1.32 +0.59%)
ナイキ<NKE> 159.71(-3.89 -2.38%)
トラベラーズ<TRV> 158.23(+1.87 +1.18%)
ディズニー<DIS> 184.84(+0.72 +0.39%)
ダウ・インク<DOW> 60.72(+0.31 +0.51%)
セールスフォース<CRM> 253.74(-3.46 -1.33%)
シスコシステムズ<CSCO> 58.07(+0.18 +0.31%)
シェブロン<CVX> 98.10(+2.03 +2.11%)
コカ・コーラ<KO> 56.08(+0.47 +0.84%)
ゴールドマン<GS> 408.53(+5.05 +1.25%)
キャタピラー<CAT> 205.17(+0.16 +0.08%)
ウォルマート<WMT> 145.22(-0.67 -0.46%)
ウォルグリーン<WBA> 50.00(+0.55 +1.09%)
インテル<INTC> 54.94(+1.10 +2.05%)
アメックス<AXP> 161.04(+2.32 +1.46%)
アムジェン<AMGN> 217.57(+3.82 +1.77%)
アップル<AAPL> 149.90(+0.93 +0.60%)
P&G<PG> 145.72(+1.59 +1.10%)
JPモルガン<JPM> 159.93(+2.57 +1.61%)
J&J<JNJ> 165.86(-1.11 -0.66%)
IBM<IBM> 138.29(+1.27 +0.92%)
3M<MMM> 186.77(+2.22 +1.20%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。