クーパンが決算受け下落 火災や事業拡大の影響が響く＝米国株個別

　韓国のｅコマース大手クーパン＜CPNG＞が下落。４－６月期決算（第２四半期）を発表しており、１株損益は予想以上の赤字となった。売上高は予想範囲内。利川（イチョン）の物流センターの火災に伴う損害や関連コストが利益を圧迫した。２億９６００万ドルを損失計上している。

　また、国内外での事業拡大への投資も響いた。同社はパンデミックに伴うオンラインショッピングへの追い風をもとに、迅速な配達など新たな関連事業に踏み出している。２４時間以内の配達地域に東京と台北も追加し、生鮮食品から日用品に至る幅広い製品を配達している。

　同社の筆頭株主はソフトバンクグループ<9984>で３６．４％を保有している。

（４－６月・第２四半期）
・1株損失：-0.30ドル（予想：-0.15ドル）
・売上高：44.8億ドル（予想：44.6億ドル）
・営業損益：-5.15億ドル
・アクティブ・カスタマー：1万7022人

（NY時間09:53）
クーパン＜CPNG＞　34.01（-3.19　-8.58%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美