ユーロドルは買い戻しが続く ECBは高水準の緩和継続が必要との見解=NY為替
NY時間にかけてドル売りが強まる中、ユーロドルは買いが続いており、1.19ドル台に再び上昇している。本日の200日線は1.1895ドル付近に来ているが、その水準を再び上回って来ており、1.19ドル台に入ると戻り売り圧力も強まりそうだ。
今週に入ってのユーロの買戻しは、ドル高が一服している面もあるが、特に対ポンドでの買い戻しを加速させている面も大きい。対ポンドのユーロのショートポジションは3月には昨年4月以来の水準まで増加していたこともあり、投機筋はショートカバーを加速させリスクバランスを取りに行っているようだ。
きょうはECBが3月の理事会の議事要旨を公表。最近の資金調達環境のタイト化は、米国に比べ依然として循環的に弱い位置にいるユーロ圏にとって時期尚早としており、高水準の緩和継続が必要との見解が大勢を占めていた。
EUR/USD 1.1902 EUR/JPY 130.04 EUR/GBP 0.8663
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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