朝方のドル買いの後、調整の動き=東京為替概況
朝方のドル買いの後、調整の動き=東京為替概況
八日の東京市場で、ドル円は朝方に109円90銭前後まで上昇したものの、その後は調整売りが優勢となった。110円手前の売りに押され、昨日の海外市場でのドル買い円売り局面で付けた109円94銭にも届かずとなったことで調整が入りやすい地合いい。仲値がらみで本邦輸出企業と見られる実需売りが入ったことも、ドル売り円買いに寄与した。
午前中に109円70銭前後まで値を落とすと、午後も頭の重い展開が続き109円64銭まで。値幅は小さいものの、上値の重さが意識される展開が続いている。
ユーロドルは狭いレンジでのもみ合い。昨日海外市場で1.1915まで上昇後、1.1861まで下落し、1.1870前後で東京朝を迎えると、東京市場では1.18台後半でのもみ合いが続いた。午前中のドル高局面で1.1861前後と、NY市場午後の安値に並んだが、そこからの売りには慎重。
ユーロ円も朝方はしっかりとなり、130円48銭と、130円台半ばに迫る動きを見せたが、ドル円の下げに合わせて値を落とし130円10銭台に。その後の戻り局面では130円30銭前後が重くなっており、頭の重い展開が続いた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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