ユーロドルは一時100日線に顔合わせ ECBからすれば一石二鳥=NY為替
きょうの為替市場はドル買いが続く中でユーロドルは戻り売りが続いており、本日は一時1.2030ドルの100日線に顔合わせする場面がみられた。きょうの下げで21日線を下放れる展開がみられており、大きな心理的節目として意識される1.20ドルを維持できるか注目される。
きょうはビルドワドガロー仏中銀総裁の発言が伝わっていたが「ECBは過度な緊張に対し対応することができ、また、対応しなければならない」と述べていた。FRBは直近の長期金利の急上昇に対して静観する姿勢を示しているが、ECBは看過できないようだ。この数週間のうちにパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の債券購入ペースを拡大するのではとの観測も市場からは出ている。ECBからすればユーロ高けん制にもなり一石二鳥だ。
なお、この日発表の最新のデータによると、先週のECBのPEPPに伴う債券購入ペースは週120億ユーロと前週の172億ユーロけら鈍化していた。
EUR/USD 1.2053 EUR/JPY 128.58 EUR/GBP 0.8646
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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