ドル円は上値重い パウエル証言はインフレ自体にタカ派な見方をしていない印象も=NY為替前半

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 きょうのNY為替市場でドル円は上値の重い動きが見られており、105円台前半での推移となっている。パウエルFRB議長の議会証言が行われているが、「年内の見通し改善が示唆されている」としたうえで、「目標に向け長い道のり。一段の進展には一定の時間がかかる」との従来の認識を繰り返した。

 市場が注目していた長期金利上昇については「成長とインフレの見通しによるもの」と述べるに留まり、特段の認識を示した印象はない。ただ、議長はインフレ自体について、向こう1年程度はベース効果もあり、大きく変動する可能性に言及しているものの、インフレ上昇が大幅になったり、持続的な上昇を見せるとは見込んでいない。インフレ自体にあまりタカ派な見方をしていない印象もある。

 議長の証言を受けて米10年債利回りが下げに転じ、ドル円も上値を抑えられている。ドル円は東京勢が祝日のアジア時間に一時104円台まで下落する場面がみられた。その後は買い戻しが入ったものの、105円台半ばに来ている200日線は回復できていない。再び下げトレンドに戻すのか重要な局面とも思われる中、米株がIT・ハイテク株中心に調整色を強めており、明日以降も警戒感をもって見る必要がありそうだ。

 ユーロドルは1.21ドル台半ばでの推移。ロンドン時間には1.21ドル台後半まで上昇し、今月の高値を上回る場面がみられたものの、1月の高値で強い上値抵抗とも見られている1.2190/00ドル水準には慎重なようだ。

 市場では前日のラガルドECB総裁の発言を受けて、ECBは近いうちに債券購入を強化する可能性があるとの見方も出ている。ECBは長期金利の急ピッチな上昇を容認しないという。前日にラガルドECB総裁の「ECBは長期債の動向を注意深く見ている」との発言が伝わり、市場の関心を引いていた。ECBは、最近の長期金利の上昇に不快感を覚えているという最初のシグナルを示したと指摘している。ECBは現在、少なくともパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を2022年3月まで実施するとしているが、2022年6月までに延長される可能性もあるという。先週のECBのPEPPによる債券購入額は172億ユーロで、ほぼ横ばいで推移している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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執筆者 : MINKABU PRESS

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