ダウ平均は大幅続伸 ゲームストップやＡＭＣは戻り売りに押される＝米国株前半

NY株式2日（NY時間12:39）
ダウ平均　　　30803.08（+591.17　+1.97%）
ナスダック　　　13626.54（+223.15　+1.71%）
CME日経平均先物　28425（大証終比：+65　+0.23%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は大幅続伸。感染拡大が一服しつつあり、追加経済対策への期待も引き続き高まる中で、株式市場は力強い展開を維持している。ダウ平均の上げ幅は一時６００ドルを超えた。

　米国での新規感染者数は９月以来の３週連続で減少しており、ひとまずピークアウトの気配を見せている。一方、追加経済対策については米共和党が、バイデン大統領が提案している１．９兆ドル規模の追加経済対策に反対の意向を示し、その３分の１の規模の対策案を提示した。これを受けて米民主党が共和党の支持が必要ない財政調整法を使用して法案を成立させる方向で動いているとも見られている。いずれにしろ、市場は期待感をもって動きを注視している状況。

　きょうもゲームストップが急落しているほか、ＡＭＣも戻り売りが強まっている。前日急上昇した銀山株も一斉に利益確定売りに押されている展開。各オンライン証券が顧客に対して、過熱感が高まった銘柄を中心に取引制限を導入する中、投資サイトでの紹介をきっかけとした個人投資家主導による過熱相場も一段落してきている兆候が出ている。このことも全体相場をサポートしているといった指摘も出ていた。

　また、市場は本日引け後のアマゾンとアルファベットの決算に注目している。特にアマゾンについては、パンデミック下でのホリデーシーズンの活発なオンライン消費によって過去最高の決算が予想されている。しかし、市場からは２０２１年については成長鈍化の見方が多く、パンデミックの反動が出るとみているようだ。

ゲームストップ　120.65（-104.35　-46.38%）
ＡＭＣ　8.22（-5.09　-38.23%）
コー・マイニング　9.08（-2.06　-18.49%）
ファースト・マジェスティック　17.29（-4.83　-21.83%）
マッキュエン・マイニング　1.23（-0.23　-15.75%）

アルファベット（C）　1938.65（+37.30　+1.96%）
フェイスブック　268.57（+6.56　+2.50%）
ネットフリックス　553.33（+14.29　+2.65%）
テスラ　877.45（+37.64　+4.48%）
アマゾン　3404.71（+61.83　+1.85%）
エヌビディア　537.16（+7.68　+1.45%）
ツイッター　54.57（+1.91　+3.63%）

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス　340.93（+6.93　+2.08%）
メルク　78.69（+1.33　+1.73%）
マクドナルド　211.54（+3.61　+1.74%）　
マイクロソフト　 239.89（+0.24　+0.10%）
ホームデポ　274.94（+4.87　+1.80%）
ボーイング　201.53（+5.69　+2.93%）　
ベライゾン　54.92（+0.64　+1.16%）
ビザ　204.06（+5.70　+2.95%）　
ハネウェル　 199.54（+3.98　+2.04%）　
ナイキ　139.39（+3.68　+2.75%）
トラベラーズ　 139.91（+1.70　+1.25%）
ディズニー　177.40（+6.43　+3.82%）　
ダウ・インク　54.40（+1.65　+3.18%）
セールスフォース　 235.48（+7.02　+3.11%）　
シスコシステムズ　45.65（+0.25　+0.56%）
シェブロン　87.60（+1.19　+1.40%）　
コカ・コーラ　49.20（+0.72　+1.50%）　
ゴールドマン　 285.88（+11.15　+4.11%）
キャタピラー　 191.76（+7.04　+3.85%）　
ウォルマート　141.56（+2.29　+1.63%）
ウォルグリーン　48.61（-0.24　-0.47%）　
インテル　57.53（+0.84　+1.50%）
アメックス　121.96（+4.93　+4.24%）　
アムジェン　240.59（+0.30　+0.12%）
アップル　 135.18（+1.04　+0.79%）
Ｐ＆Ｇ　130.57（+1.60　+1.25%）
JPモルガン　134.28（+4.66　+3.62%）
Ｊ＆Ｊ　162.63（-0.08　-0.05%）
ＩＢＭ　119.88（-0.66　-0.55%）
３Ｍ　175.94（+1.24　+0.71%）　

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美