株高背景にリスク選好のドル売りが優勢、NZドルは弱い=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、日経平均株価や時間外取引での米国株先物の堅調地合いを背景に、リスク選好のドル売りが優勢となっている。ユーロドルは1.1930ドル近辺まで上昇。また、ドル円は104.30円付近までじり安となったが、前日安値104.26円の更新には至っていない。
NZドルが弱めの推移となっており、NZドル円は73.01円近辺まで、NZドル/ドルは0.6997ドル近辺まで軟化している。朝方発表されたニュージーランドの10月貿易収支が市場予想を下回り、前回9月分が下方修正されたことがNZドル売りにつながっているもよう。
ポンドが堅調に推移しており、ポンドドルは1.3398ドル付近まで、ポンド円は139.84円付近まで上昇。米国市場が感謝祭で休場となる中、投資家の関心は欧州に向かっており、英国と欧州連合(EU)の通商交渉に対する期待が改めて高まっているようだ。EUのフォンデアライエン委員長は25日、純粋な進展があったと述べた。
日経平均株価は3日続伸。前引けでは前営業日比173.42円高の2万6470.28円となった。
午前11時35分現在では、ドル円は1ドル=104.34円、ユーロドルは1ユーロ=1.1923ドル、ユーロ円は1ユーロ=124.40円、ポンド円は1ポンド=139.71円、豪ドル円は1豪ドル=76.81円、NZドル円は1NZドル=73.06円、スイス円は1スイスフラン=114.98円、カナダ円は1カナダドル=80.28円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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