ECBの利下げに見方様々 ユーロドルは21日線に上値拒まれる=NY為替

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 ユーロドルはNY時間に入って伸び悩む動きを見せているものの、きょうは買い戻しが優勢となっている。ワクチン開発への期待が復活しており、市場にはリスク選好の雰囲気も見られている。気掛かりとなっていた英・EU貿易交渉は、ジョンソン英首相の抵抗が強いものの、協議は継続との期待感もあり、小康状態を保っている。そのような中で、リスク選好のドル売りがユーロドルをサポートしているようだ。ただ、上値を積極的に追う動きまではなく、本日1.1735ドル付近に来ている21日線には上値を拒まれる状況。

 市場にはECBの利下げ期待が根強くあり、それに対する見方も様々なようだ。一部からは、ECBは今後も利下げの可能性を強調し、市場へのプレッシャーを継続してくる。それに対してユーロは素直に反応し、上値が重くなることから、ユーロドルが1.20ドルに上昇する可能性は低いとの指摘が出ている。

 一方、ECBがマイナスの中銀預金金利を深堀しても、それによって、リバーサル・レートが不透明になり、ECBは最後の0.1%を使い果たしたと市場が認識してしまった場合、逆にユーロを急上昇させてしまう危険性があるとの見方もある。

 現時点でECBの追加利下げの可能性は低いとは思われるが、市場への口先介入としては、今後もECB理事からの言及は続くものと思われる。

*リバーサル・レート
利下げが、逆に緩和効果を反転させる水準

EUR/USD 1.1721 EUR/JPY 123.55 EUR/GBP 0.9070

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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執筆者 : MINKABU PRESS

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