【これからの見通し】今週はドル安の流れ、週末にかけての調整はどうか

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【これからの見通し】今週はドル安の流れ、週末にかけての調整はどうか

 今週は一貫してドル安の流れが続いている。ポンドドルは1.28近辺から1.31台乗せへ、1.30レベルが心理的節目となっていたが、この水準をしっかりと上抜けている。続いてユーロドルも堅調。1.17-1.18での揉み合いを経て、1.18台後半から次の1.19の大台をうかがっている。豪ドル/ドルは0.71から0.72での振幅が続いたが、ようやく0.72台に乗せる動き。そして、ドル円は105円を挟んで売買が交錯していたが、足元では104円台前半へと下放れしている。

 これまでの新型コロナ相場においては、リスク警戒のドル買い、それに対するリスク選好のドル売りの構図が定着してきたが、足元ではやや様子が変化してきているようだ。米FOMC会合、米GDP速報値(第2四半期)など米国の主要イベントを経て、市場には新型コロナの第2波が米国で強まってきていることへの警戒感が改めて広がってきている。

 米国経済が今後も低迷するようであれば、米金融当局の超低金利政策がより一層長期化するとの見方が強まる。金利面からのドル安圧力が市場のテーマに押し出されているようだ。トランプ米大統領が選挙の延期を提案したことも弱材料とみられている。米10年債利回りの動向が注目されそうだ。

 一方で、月末関連のフローが一巡し週末を越えることで、来週からは新たな流れが出る可能性もある。かなり一本調子だった7月のドル売り相場だが、来週には米雇用統計などのイベントを控えており、ポジション調整の動きが入る可能性も指摘しておきたい。

 昨日のNY市場終了後に発表されたGAFAの一連の決算が好調だったことで、時間外取引の米株先物が買われている。一方で、日本株や中国株は冴えない動き。中国の製造業PMIは強い数字だったが、上海総合指数、香港ハンセン指数ともに上値は重くなっている。日経平均は新型コロナ感染拡大が悪材料となっているようだ。週末を控えてこのあとの欧米株の動向は神経質なものとなりそうだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、スイス小売売上高(6月)、ユーロ圏GDP・速報値(第2四半期)、ユーロ圏消費者物価指数・速報値(7月)、南アフリカ貿易収支(6月)、カナダ実質GDP(5月)、カナダ鉱工業製品価格(6月)、カナダ原材料価格指数(6月)、カナダ住宅建設許可(6月)、米個人所得(6月)、米個人支出(6月)、米PCEデフレータ(6月)、米シカゴ購買部協会景気指数(7月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(7月)など。月末で特に米国の指標発表が多くなっている。

 米主要企業決算は、今日も多い。キャタピラー、シェブロン、エクソンモービル、メルク、アッヴィなどが予定されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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