きょうもロンドンFIXにかけて円安 ドル円は再び109円をうかがう展開=NY為替
きょうもNY為替市場は円安の動きが優勢となっており、ドル円は日本時間0時のロンドンフィキシングにかけて買いが強まっている。きょうも米株式市場でダウ平均が一時400ドル超上昇するなどリスク選好の雰囲気が強まっている。ドル円は東京時間の早朝に108.85円近辺まで上昇したが、109円には到達できずに伸び悩んでいた。しかし、NY時間に入って再び109円台を試しそうな気配が出ている。
感染第2波や米中対立への警戒、そして、米抗議デモも加わり、市場にはネガティブな材料が揃っているものの、市場では経済再開への期待感が根強い。ただ、足元の実体経済を見れば、この雰囲気がいつまで続くかは懐疑的な見方もあるものの、FRBの大胆な量的緩和(QE)による過剰流動性に加え、各国政府による景気対策第2弾への期待が支援している模様。
目先は4月に上値を拒まれた109.40円付近が上値レジスタンスとして意識される。
USD/JPY 108.89
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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