揉み合い続く、全人代を無難に通過、ドル円は107円台後半=ロンドン為替概況

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揉み合い続く、全人代を無難に通過、ドル円は107円台後半=ロンドン為替概況

 28日のロンドン市場は、全般的に小動き。注目された中国全人代は最終日となり、香港国家安全法の制定が採択された。その後の李中国首相の会見では、今年のプラス成長目標を達成可能だとした。また、米中関係については課題があるものの、協力姿勢を打ち出しており、市場で懸念されたような対決姿勢は封印されていた。欧州株や米株先物は堅調に推移し、NY原油先物も下げ渋っている。為替市場は思いのほか静か。ドル円は107円台後半でやや上値重く推移。クロス円もユーロ円が118円台後半から半ばへ、ポンド円が132円台前半から一時132円台割れと小安いが、前日のレンジ内にはとどまっており、調整の範疇の動き。ユーロドルは1.10ちょうど挟み、ポンドドルは1.22台後半を中心として揉み合っている。ポンドは対ユーロでは軟調。ソーンダース英中銀委員が、低インフレの罠に陥るリスクを指摘、緩和政策は過小であるよりは過大なほうがより安全だと述べている。5月ユーロ圏景況感は依然として低迷したが、前日の支援策報道のあとで市場の反応はほとんどみられなかった。

 ドル円は107円台後半での取引。東京市場のレンジ取引が続いており、107.70-90レベルでの揉み合いとなっている。ユーロドルなどでドル売りの動きがみられる場面で、下値を試したが値幅は限定的だった。欧州株や米株先物が堅調に推移、NY原油先物も反発するなどリスク動向は安定している。中国全人代の最終日に香港国家安全法の制定が採択されたが、市場に波乱はなかった。李首相は、今年のプラス成長目標は達成可能、と発言。米国とは課題が多いものの協調姿勢を前面に押し出していた。

 ユーロドルは1.10近辺での取引。一時1.10台を割り込んで1.0992レベルまで下落したが、その後は再び1.10台に戻している。ユーロ円は119円手前では売りが強く、ロンドン序盤に118.40台まで軟化した。その後は118円台半ばでの揉み合いとなっている。欧州株や米株先物が堅調に推移しており、リスク動向は安定。前日のユーロ買いにやや調整が入る格好となっている。5月ユーロ圏景況感は依然として低迷したが、前日の支援策報道のあとで市場の反応はほとんどみられなかった。

 ポンドドルは1.22台半ばでの取引。序盤に1.2284レベルまで買われたあと、1.2234レベルまで下落。50ポイントのレンジ相場となっている。ポンド円は132円台半ばが重く、一時132円台割れから131.83レべルまで軟化した。対ユーロでもポンドは小安い。ポンドは対ユーロでは軟調。ソーンダース英中銀委員が、低インフレの罠に陥るリスクを指摘、緩和政策は過小であるよりは過大なほうがより安全だと述べている。ただ、ポンド売りの動きは前日のレンジ内に収まっており、比較的小動きだった。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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執筆者 : MINKABU PRESS

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