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ドル円は109.80円付近での小幅な値動き続く=NY為替後半

為替 

 NY時間の終盤に入ってドル円は109.80円付近での小幅な値動きが続いている。本日のレンジは21銭程度。ウイルス感染の動向に市場の関心が集中する中、中国当局が発表した13日時点の新たな感染者の増加は4823人となった。確認基準を変更し大幅増となった前日からは鈍化しているものの、依然として収束の気配は見せていない。警戒感は依然として根強く、ドル円の上値を圧迫している。一方、底堅い米経済指標や決算を受け、米株式市場は堅調に推移していることが支援し、ドル円は下値をサポートされている状況。110円台には慎重なものの、下押しする気配までは見せていない。

 この日は1月の米小売売上高が発表になっていたが、全体は予想通りだったものの、飲食店と自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除いたベースのコア売上高は予想を下回り、前月比変わらずとなった。発表後にドル円は売りの反応を見せたものの一時的な動きに留まっている。

 NY市場は週末に3連休を控えていることもあり、本日の市場は様子見姿勢を強めており、次の動向待ちといった雰囲気が強まっているようだ。上値レジスタンスは110円、下値サポートは21日線が109円台半ばに来ており意識される。

 ユーロドルは下げが一服しているものの、買い戻しが強まる気配はなく、依然として上値が重い。本日は1.0825ドル近辺まで下落していたが、2017年以来の安値水準に下落。さすがに過熱感は否めず、RSIは23まで低下しており、2018年5月以来の低水準となっている。いつ買い戻されてもおかしくはない状況だが、その気配はいまのところは見られていない。

 きょうは警戒されていた10-12月期のドイツGDPの速報値がロンドン時間に発表になっていた。前期比変わらずとなり、予想こそ下回ったものの、一部で警戒されていたマイナス成長は回避されている。ただ、速報段階でもあり、改定値でマイナス成長に陥るリスクは残る。ユーロドルも買い戻しの動きまでは見られなかった。

 ポンドドルは一時1.30ドルちょうど付近まで下落したものの、NY時間に入って下げを取り戻す展開。前日のジャビド財務相の突然の辞任で、ジョンソン英首相は大胆な財政拡大策を目指しているとの思惑が逆に強まっている。ただ、市場からは、大胆な財政拡大策は難しいとの見方もあり、更に今後本格化するEUとの貿易協定締結の協議が始まれば、合意なき離脱というキーワードからポンドは圧迫され、今回のポンド高は一時的な動きに留まるとの見方も少なくない。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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