米FOMC控えて様子見、ポンドは下げ一服=ロンドン為替概況
米FOMC控えて様子見、ポンドは下げ一服=ロンドン為替概況
11日のロンドン市場は、小動き。米FOMCの結果発表をNY市場後半に控えて、様子見ムードが広がっている。欧州株は買い先行も、その後一時下げに転じるなど方向感に欠けている。ドル円は108円台後半で20銭弱の狭いレンジ取引。ユーロドルは1.10台後半で小幅に軟化。ユーロ円は120円台後半から半ば割れへと小安い。一方、豪ドルは小幅上昇。豪ドル/ドルは0.68台前半、豪ドル円は74円台前半でじり高の動き。東京早朝に英世論調査を受けて下落したポンド相場は、ロンドン朝方に再び下値を試したが、抜け切れず下げ一服となっている。ポンドドルは1.31台半ば、ポンド円は143円付近に小反発して取引されている。各通貨ともまちまちも、小動き。
ドル円は108円台後半での取引。上値は108.80近辺、下値は108.65近辺と狭いレンジで推移した。欧州株が下げる場面があったことや、米債利回りがやや低下したことなどで、上値が重い値動き。総じて米FOMC待ちで積極的な売買は手控えられていた。
ユーロドルは1.10台後半での取引。1.1080台から1.1070台までの小幅低下。ユーロ円も120.50台から120.40付近まで小安い動き。前日からのレンジ内で模様眺めとなっている。あすはECB理事会が開催される。ラガルドECB総裁になって初めての理事会。スタッフ見通しも公表される回となっている。
ポンドドルは1.31台半ばでの取引。序盤に下値を試したが、1.3110近辺までと、東京早朝の安値には届かず。その後は買い戻しが入り、1.3160レベルまでの上昇。ポンド円は142.60近辺までの下押しのあと143円ちょうど近辺まで反発。英総選挙関連での新規材料は出ず、東京朝方の動きに調整が入る程度の動きだった。あすはいよいよ英総選挙が実施される。ポンド動向は結果次第に。
MINKABU PRESS 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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