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NY連銀調査で米インフレ期待がやや上向く=NY為替

為替 

 NY時間の終盤に入ってドル円は108.65円付近での推移となっている。きょうのドル円は狭い範囲での振幅が続いており、様子見気分が強まっている。先週は米雇用統計が強い内容となったにもかかわらず、ドル円は上げを維持できなかった。米雇用統計はかなり強い数字で、米追加利下げ期待は完全に後退したにもかかわらず、109円も200日線も維持できずに失速したことで、上値での戻り売り圧力が強くなっている印象も受ける。

 今週は重要イベントが目白押しで、その前にロングポジションを調整しておきたいといったニーズが多いのかもしれない。ただ、108円台半ばの水準は維持されており、いまのところは下押しする動きまでは出ていない。重要イベントを確認したいといったところのようだ。

 NY連銀が発表した11月の消費者調査によると、足元で低迷していたインフレ期待がやや上向いている。3年先のインフレ期待は10月の2.4%から2.5%に上昇。1年先のインフレ期待は2.4%でほぼ変わらずだった。また、消費支出に関する予想は、前月の3.3%増から2.8%増に低下し、2017年9月以来の低水準となっている。

USD/JPY 108.65

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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