タイソンフーズが上昇 2020年度について非常に楽観的=米国株個別
食肉加工のタイソンフーズが上昇。7-9月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を下回った。工場の火災で牛肉の売上高が減少したほか、コスト増とデリバティブ取引の損失が鶏肉事業を圧迫した。
ただ、2020年度については非常に楽観的で、海外市場への期待から1株利益は1桁台後半か、それを上回ると予想した。また、四半期配当の増配を発表しており、従来の1株0.375ドルから0.42ドルに上方修正し予想を上回った。
しかし、アナリストからは「食肉市場は世界的な価格上昇の初期段階にあるが、価格自体はいくぶん不安定な中で、国内価格にはまだ強いトレンドは見られない」との見解も出ている。
(7-9月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.21ドル(予想:1.25ドル)
・売上高:108.8億ドル(予想:110億ドル)
・営業利益率:5.5%
鶏肉:2.6%
豚肉:2.1%
牛肉:9.7%
加工肉:4.8%
・販売量:8.9%
(NY時間10:03)
タイソン・フーズ 86.80(+4.07 +4.92%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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