続落、米在庫統計を控えて売り買い交錯も在庫増加を警戒=NY原油概況
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=55.54(-0.27 -0.48%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.27~0.22ドル安。その他の限月は0.19ドル安~0.14ドル高。
先週までの米エネルギー情報局(EIA)発表の週報では石油製品在庫の取り崩しが続いており、原油消費量の拡大が期待されている一方で、原油在庫がまだ増加傾向をたどることに対する警戒感もあって売り買いが交錯した後、小幅安で引けた。米中通商協議の第1弾の合意文書が来月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)に間に合わない可能性があると伝わったことも重し。
時間外取引で12月限は軟調に推移し、通常取引序盤にかけて54.61ドルまで下げた。その後は下げ幅を消し55.91ドルまで小幅高に転じる場面はあったが、上値は重くマイナス圏に押し戻されて引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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