NY株安を嫌気し売り先行 21600-21900のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
NY株安を嫌気し売り先行
●27日のNY株式市場は下落。米中摩擦を巡る新たな報道で警戒感が強まり、続落した。米メディアが「10月10日、11日にワシントンで米中閣僚級貿易協議が開かれる」と報じ買いが先行、ダウは一時121ドル高まで上昇したが、「トランプ米政権が中国企業への証券投資の制限を検討している」と伝わると売り優勢となる。米国の証券取引所に上場している中国企業の上場廃止も検討しているとの報道を受けて、アリババ、JDドットコム、バイドなど中国企業の米預託証券が軒並み下落し、高値から一時300ドル近く下げ不安定な動きとなる。
●本日の日経平均はNY株安を嫌気し売り先行と読む。CME日経平均先物の終値は2万1705円で、先週末の東京市場の日経平均終値2万1878円と比べ170円ほど安い水準。先週末の大阪取引所の日経平均先物(夜間取引)終値は2万1720円。
●日経平均株価のポイント
2万2025円 5日線
2万1878円 先週末終値
2万1733円 先週末安値
2万1705円 CME日経平均先物
●シカゴグローベックスNYダウ先物ドル高(執筆時)。
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。