ポンドの上昇目立つ 北アイルランドの報が買いを誘った面も=NY為替
きょうはポンドの上昇が目立っており、ポンドドルは1.2475ドル付近まで上昇しているほか、ポンド円は134円台後半まで上げ幅を拡大している。両通貨ペアとも100日線が目先の上値メドとなっており、ポンド円は135.35円付近に来ている。
合意なき離脱への警戒感が緩んでおり、引き続きポンドの買い戻しを誘っている。本日ジョンソン首相はブリュッセルを訪問しており、ユンケル欧州委員長と会談を行うようだ。
ポンドは高値でのもみ合いから上値へのレベルシフトが見られているが、きょうは北アイルランドのニュースがポンド買いを誘った面もあったのかもしれない。
英政権に閣外協力する北アイルランドの民主統一党(DUP)が、英離脱後も北アイルランドがいくつかのEU規制に従う案を受け入れる方針と伝わった。
最大の障害となっているアイルランド国境のバックストップ案の代替案になるとしている。DUPはアイリッシュ海での検査を受け入れる代わりに、関税同盟に留まるべきとのEU側の主張を撤回すべきとしている。
GBP/USD 1.2478 GBP/JPY 134.94 EUR/GBP 0.8877
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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